くりえいと

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中村創オフィシャルブログ

『何者』こそ、就活生が1番読むべき本だ。

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どうも!

本を1000冊読むと宣言した学生ブロガーの中村創/なかむらそう (@soooo_nakamura)です。

 

www.sonakamura.com

 
今回ご紹介するのは映画にもなった朝井リョウさんの『何者』です。

 

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)

 

 
この本を1冊目の本に選んだ理由は2つあります。

1つ目は、ぼくの周りが皆就活を始める時期になったから
2つ目は映画何者の主題歌「NANIMONO」が好きだから

です。ただ想像以上に今後のぼくに大きな影響を与えてくれる本になりそうです。

まずは手短にあらすじを紹介していこうと思います。

 




簡単なあらすじ

主人公とその周りの意識高い人、就活意欲がすごい人、ずっとバンドをやってきたような人、独自の道を突き進む人を就職活動を通して鮮明に描いています。

恋愛や友情、また将来に対する不安なども、感情に焦点を当てて話は進んでいきます。

個性豊かな彼らの就活の結果、そして人間関係はいかに?

超絶まとめるの下手でごめんなさい



心に響いた文章たち

冬の地下鉄は、ひとりで乗っている人を、より、ひとりにする。あんなに狭い場所に大勢の人が並んで座っているのに、体感的には全くあたたかくない。



洗濯ばさみに挟まれたハンカチは自由気ままにひらひら揺れる。俺の方をみていると思ったら急に背を向けてきたりしてきて、まるで大人びた少女のようだ。



就活がつらいものだと言われる理由は、ふたつあるように思う。ひとつはもちろん、試験に落ち続けること。単純に誰かから拒絶される体験を何度も繰り返すというのは、つらい。そしてもうひとつは、そんなにたいしたものではない自分を、たいしたもののように話続けなくてはならないことだ。



想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。他の人間とは違う自分を、誰かに想像してほしくてたまらないのだ。



最近どう?と聞いてくる人はたいてい、相手の近況を聞きたいわけではなく、自分の状況を話したくてたまらない。



はじめの1文字を入力すれば、入力したことのある単語をすぐに表示してくれるこの機械はとても正確だ。だけどもしかしたら、携帯やパソコンを起動するたびにその言葉を検索している自分の脳の方が、よっぽどロボットのようににんげんみにかけているのかもしれない。



ほんとうのことが、埋もれていく。手軽に、気軽に伝えられることが増えた分、ほんとうに伝えたいことを、伝えられなくなっていく。



知り合うすべての人のことを自分の「人脈」と呼ぶことのできるその精神には、もう勝てない。



「ほんの少し言葉の向こうにいる人間そのものを、そうぞうしてあげりよ、もっと」



十点でも二十点でもいいから、自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと、点数さえつかないんだから。これから目指すことをきれいな言葉でアピールするんじゃなくて、これまでやってきたことをみんなに見てもらいなよ。自分とは違う場所を見てる誰かの目線の先に、自分の中のものを置かなきゃ。



自分は自分にしかなれない。痛くてカッコ悪い今の自分を、理想の自分に近づけることしかできない。みんなそれをわかってるから、痛くてカッコ悪くたってがんばるんだよ。カッコ悪い姿のままあがくんだよ。

 
どれもすごく心に残る文でした。

単純に表現方法がすごく豊かと思う部分や、就職のつらい部分、人間的な生き方は読んでいて思わずメモをとらずにはいられませんでした。

一番心に残っている文章

自分は自分にしかなれない。痛くてカッコ悪い今の自分を、理想の自分に近づけることしかできない。みんなそれをわかってるから、痛くてカッコ悪くたってがんばるんだよ。カッコ悪い姿のままあがくんだよ。


正直ぼくが求めていた自分の不甲斐なさに対する回答は、これなのかもしれません。

プライドが高い。
弱い自分を見せれない。
頑張ることはカッコ悪い。

自分に銃をつけつけられたような感覚を覚えました。
見て見ぬ振りをしていたからです。

状況を鮮明にイメージすることができ、容易に感情移入できたので、主人公に自分を重ねることができ、より心に響いたと思います。

逆に言えば、泥臭くて人間らしい人って本当に格好いいなと思います。

 

感想

率直な感想は想像以上の面白さだったなと言うことです。
本当にゾクゾクしました。

特にこの本は就活を控えている大学生就活中の方に読んでいただきたいと思います。
そして意識高い系の人は絶対です。

なぜかと言うと意識高い系の人はこの本を通して、周りからの評価を知ることができます。そんなシーンがあるんです。こんなうざい感じに聞こえてんのかよって笑

ぼくも「はっ」とするシーンがたくさんありました。

間違いなく大学生は読むべき本です。

人によって何を得られるかはわかりません。
就活にあまり役立ちはしないかもしれません。

しかし間違いなく、心を揺さぶられる本。

それが『何者』です。